新作レビュー 〜その2〜

伊藤賢一さんに続き、なんとギタリスト星直樹さんからも嬉しいレビューが届きました!
今やこのアルバムに寄せられる感想の一つ一つが僕にとっての生きる糧となっています。
以下↓

山本哲也さんからニューアルバムが届きました!
本来なら今月の18日にジョイントライブをするはずが、コロナの影響で山本さんの札幌ツアーは残念ながら中止となってしまいました。しかし、素晴らしいアルバムを届けてくれました!

ここ数年、毎年のようにソロアルバムをリリースし、フィドルの小松大さんとのユニットでもすでに2枚のアルバムをリリースと、ものすごい創作ペースにまずは脱帽です。
ソロ3作目となるこのアルバム、前二作と同様にアイリッシュやスコティッシュのチューンがメインですが、伊藤賢一さん(4曲目)と浜田隆史さん(9曲目)という二人のギタリストの曲をカバーしているのが個人的にはやはり聞きどころのひとつです。この2曲ともアイリッシュとは全く違う曲調ですが、他のアイリッシュ・チューン同様、見事に「山本哲也の音楽」として表現されているのでアルバムの中で良いアクセントとして調和しています。しかしこの2曲とも本当に良い曲。興味のある人はぜひ、伊藤さん、浜田さんの原曲と聞き比べてみることをお勧めします。
そして嬉しいことに、僕がアレンジして自分のアルバムにも収録したジグのセットを、ほぼそのままのアレンジで収録してくれました。そしてやはり見事に山本哲也の音楽になっています。1曲目のキャロランズカップと7曲目のミスローワンデイビースはハンマーダルシマーの小松崎健さんの影響もうかがえます。

ツアーで出会い、共演してきた人達への敬意と、そこで受けた刺激や影響を自分のものとして取り込んでいく積極的な姿勢にあふれた素晴らしいアルバムです!ぜひ多くの人に聞いて欲しいと思います。
撮影: 星直樹
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